こんにちは。副住職の祐一です。
今日は仏教とは、誰の為の者なのか?という点だけお話したいと思います。
それは今生きている皆さんの為に説かれた教えだという事です。
お経と言うのは、苦しまれた一般の方がお釈迦様に相談した事に対して、説いた教え
を後のお釈迦様のお弟子さんが編纂したものです。
つまり、お釈迦様の時代に生きた一般の人の苦しみへのお釈迦様のお答えなのです。
そしてその悩みとは、時代背景や生活環境によって考え方や価値観は変わる事
はあれど、根本的には変わらないと思います。
仏教での苦しみとは「思い通りにいかないこと」です。
この苦しみをどう乗り越えるか?お釈迦様は教えてくれています。
ですから、仏教とは「今生きている皆さんの為」と言えるのです。
ちなみに宗派によって教えに違いがあります。
それはお釈迦様の「どの教えに焦点をあてたか?」の違いであって、根本的には
どの教えも苦しみの乗り越え方を説いていると私は解釈しています。
これは浅学な私の個人的な意見です。